「フェレットは液体なんじゃないか」と疑惑の声が挙がっています。
フェレットの体があまりにも柔らかいからです。
彼らは細い穴もスルスルっと通りますもんね。
「フェレットが液体なのか？」について科学的な研究結果があるので見ていきましょう。
フェレットは伸縮自在！穴の中では背骨が30%も伸びる
こちらの動画では、フェレットの流動性が実証されています。
・研究実施者：アメリカ・カリフォルニア州南部の大学California State University San Bernardino（CSUSB）のアンジェラ・ホーナー博士
・番組制作：アメリカのテレビ番組『Nature』
上の2つの画像を見比べると、フェレットの背骨が伸びているのがわかります。
背中は30%も伸びるんだとか。
フェレットはなぜ、こんなに体が柔らかいのでしょうか？
それは背骨の突起をつなぐ部分が薄いからです。
突起のつなぎ目が薄いので、自由に背骨を曲げられるのです。
フェレットは液体のように自在に体を動かせる！
厳密に言うと、フェレットは液体ではありません。
しかし液体と同じくらい、自由自在に体を変容させられます。
※上：穴の外、下：穴の中
穴の外と中では体の形がまるで違いますよね！
しかも穴の中でも、歩く速度は変わりません。
つまりフェレットは柔軟性があって、器用な生き物なのです。
フェレットのこの動画を観たみんなの反応
Ferrets are a kind of liquid
（フェレットは液体の一種でしょ。）
My ferret melts into my arms as she sleeps in them.
（うちのフェレットちゃんは、腕の中で寝ながら溶けてるよ。）
My ferrets have no concept of gravity, and have no fear other than their reflection in the mirror.
（うちんとこのフェレットは重力の概念がなさそうだけど、鏡に映るのは怖いみたい。）
I wish this was my job, making scientific observations about ferrets
（ああ、フェレットを研究する仕事が羨ましいよ。）
フェレットを飼っている方は、その柔軟性に気づいていました。
フェレットは狭い穴の中で獲物を追う動物です。
だからあの「しなやかな体」は、野性で生きるために備わったものでしょう。
用途はとくにありませんが、「人間も自由に体を伸ばせたらいいのに」って思いました。
