臆病だったゴマ君と一人の女性ボランティアの物語。「大丈夫」は魔法の言葉

臆病だったゴマ君と一人の女性ボランティアの物語。「大丈夫」は魔法の言葉
画像引用:https://ameblo.jp/cleopacleopa777/image-12192001697-13727740856.html

保護犬は新しい家族が見つかるまで預かりボランティアのおうちで過ごします。ボランティアをしている一人の女性の元にやってきたのは臆病な犬のゴマ君。ゴマ君を変えたのは何度もかけ続けた「大丈夫」の言葉でした。

保護犬の預かりボランティアの重要性について

虐待や飼育放棄、迷子などを理由に保護犬となった犬は、すぐ新しい家族が見つかるとは限りません。その間は預かりボランティアさんのおうちで過ごすこともあります。

ボランティア活動では犬が巣立っていけるようトイレや散歩のしつけを行います。このように預かりボランティアは、保護犬が再びペットとして飼われるまでに大切な役割を担っています。

怖がりなゴマ君とボランティアの溝渕さんの出会い

大阪・和泉市在住の溝渕さんは知人からハムスターを譲り受けたことをきっかけに、動物への愛情に目覚め預かりボランティアをはじめました。ボランティア歴6年これまで50匹の保護犬を預かりました。保護犬預かりで評判の溝渕さんに、怖がりなゴマ君の依頼がきました。

ゴマ君を安心させたのは「大丈夫」の言葉だった

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4年ほど前ゴマ君は鹿児島・徳之島から大阪に来ました。耳を伏せた様子がゴマフアザラシに見えたためこの名前がつけられたそうです。ゴマ君は音に敏感なため車や自転車、くしゃみでさえ反応し、しっぽを隠して部屋の隅で硬直する時もあったそう。

そんな怯えるゴマ君を安心させるために、溝渕さんは何度も「大丈夫」と声をかけました。「大丈夫」の言葉が通じたのか2ヶ月ほどで徐々にビクつきがなくなったゴマ君。溝渕さん夫婦にしっぽを振ったり、通行人を見送ったりできるようになりました。

ビビりを解消したゴマ君は新しい家族の元へ

そしてゴマ君は譲渡会で新しい家族に出会いますが、すぐに懐かずキャンセルの連絡が来ます。


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しかし新しい家族は溝渕さんのブログで元気いっぱいのゴマ君を見て、「うちでもこんな笑顔にさせてあげたい」と思い直してくれたそうです。引き取り手が見つかってよかったですね。

預かりボランティアの溝渕さんが心がけていることは次の通りです。

・しつけをせず、その子が幸せになることだけを願う
・「人と暮らすことは楽しい」と犬に教えてあげる
・怯えている子は安心させてあげる

その子が幸せになることが本望だと気づき、手放す寂しさと折り合いをつけたそうです。溝渕さんからはやりがいと使命感のようなものを感じました。一匹でも多くの子が幸せに過ごせますよう願っています。

これまで溝渕さんが手掛けたワンちゃんたちを紹介

https://www.instagram.com/p/BsFXYnZh-k6/

https://www.instagram.com/p/BoB1dgEB5NP/

https://www.instagram.com/p/BcWeU_UggbY/

https://www.instagram.com/p/BTV_IrwAx2j/
こちらのポニョ君は崖の上で保護された子で、以前にもアニマルナビにて紹介しました。
【朗報】崖の上のポニョ君、新しい飼い主が見つかる。引っ越しした回数はなんと12回!

参考元:
http://www.dogs-rescue.net/volunteer-azukari

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