アメリカのある公園付近で、犬が捨てられる瞬間が、防犯カメラに残されていました。自分が捨てられるとわかっていない犬と、たんたんと首輪を外す飼い主の様子は、見ていて胸が苦しくなります。このニュースはオレゴン州の地元ニュースKGWが伝えました。
女が犬を捨てる瞬間。すべて監視カメラが捉えていた
8月6日午後8時20分ごろ、アメリカワシントン州のバンクーバー市のオーチャーズコミュニティパークで事件は起こりました。その一部始終をご覧ください。
黒い車から帽子をかぶった茶髪の女が運転席から降り、犬を後部座席から降ろしました。女は犬の首輪と鎖を外し、車に戻ります。
しかし再度乗車し、犬を森の方へと連れていきます。動画はここで終わりますが、この後女はこの場を去り、犬は森の中を彷徨ったことでしょう。のちにこの犬はゴールデンレトリバーのヘンリー(13歳)とわかります。
ゴールデンレトリバーのヘンリーはその後どうなった?
オット氏が友人に連絡したのち、動物保護の非営利団体「I Paw’d It Forward」が、捨てられた犬のヘンリーを発見しました。「I Paw’d It Forward」は監視カメラの映像を、Facebookに投稿し、次のようにコメントしています。
“犬は今でも飼い主が帰ってくると信じています。ほとんどの捨て犬はすぐに保護できず、家に帰ることもできません。”
現在、犬のヘンリーは、サウスウェスト・ワシントン動物愛護協会に引き渡され、新しい飼い主を募集しているそうです。
犬のヘンリーを捨てた女のその後。動物虐待で逮捕予定
犬のヘンリーが捨てられた2日後に、動物保護・管理機関「Animal Protection and Control」が女を特定し事情聴取を行いました。「I Paw’d It Forward」のスポーク・スパーソン氏曰く、女は罪を認めたため動物虐待で罰せられる予定だそう。
犬を飼うことは命を預かることです。何らかの事情があったのかもしれませんが、最後まで面倒を見るのが飼い主の責任ではないでしょうか。ヘンリーが新しい飼い主に出会い、幸せに暮らせることを願います。
監視カメラの映像を見たみんなのコメント
吐き気がするし、怒り爆発。彼女は罰せられるべき。
動物虐待とネグレクトは、現在のアメリカでは重罪です。
動物虐待をする人たちを見つけて逮捕してください。
犬が救われてよかった。
誰かがこの犬にあたたかい家と愛を与え、家族のように彼が扱われることを願っています。