【9月ごろまでは特に注意!】愛犬をノミから守るためにできること。原因と対策を解説

【9月ごろまでは特に注意!】愛犬をノミから守るためにできること。原因と対策を解説
ノミはあたたくてジメジメした場所に多く、気温が13度を超えると活発になります。最低気温が13度を超える日は1日中ノミが活動していることになります。愛犬を守るためにも7~9月の期間はノミに注意が必要です。

犬にはどんなノミが寄生するのか?

ノミは体にくっつく外部寄生虫で、国内には800種類ほど生息するとされており、そのうち次の3種が代表的なノミです。

・ヒトノミ:ほぼいない
・イヌノミ:減少しつつある
・ネコノミ:被害が多い

ネコノミは猫だけでなく犬や人、そのほかの動物にも寄生し血を吸います。ネコノミはイヌノミより体が小さくて頭部が平たくミジンコやハエのような見た目をしています。ピョンピョンと高さ15cmほども跳ねますが、1~3.5mmと小さいため手で摑まえるのは至難の業です。

参考:アース製薬

犬がノミに噛まれたらどうなるの?おもな3つの症状


ノミが犬の体に住みつくと皮膚症状や貧血を起こす恐れがあります。寄生虫が体内に入り嘔吐下痢になる場合もあるため非常に厄介です。

症状1.ノミアレルギー

犬はノミの唾液でアレルギーを起こす恐れがあります。ノミアレルギーは犬から人にうつる恐れがある共通感染症です。ノミアレルギー性皮膚炎は、首の後ろ、背中~腰、尾~肛門まわりに脱毛や発赤、強い痒みが起こります。

放置しておくと犬が掻きむしり皮膚が炎症を起こしやすくなるため、痒がっていたらすぐに病院へ連れていき外用や内服の痒み止めを処方してもらいます。

症状2.貧血

ノミは犬の血液を吸うため貧血にも注意が必要です。ただの夏バテだと思っていたらノミによる貧血だったなんてこともあります。スキンシップを兼ねてこまめにボディチェックをしてあげてください。

皮膚に赤みや脱毛はないかノミの糞がないかなどを確認します。ノミの糞は黒くてツブツブしているため見つけやすいです。

症状3.サナダムシ

犬が毛づくろいをしているときに、ノミに寄生したサナダムシの幼虫を飲み込むケースもあります。サナダムシは消化器官に寄生し嘔吐下痢の症状を起こしかねません。

サナダムシが肛門から出ると痒くなるため犬は肛門を気にします。愛犬の体調や様子がおかしいと感じた時は病院で診察してもらいましょう。

犬の体にノミが寄生するのはなぜ?2つの原因


ノミが体につく原因は、犬が接触した動物や、犬が歩いた場所にあります。

原因1.ほかの動物

犬がほかの犬や猫と接触する際にノミをもらう可能性があります。ネズミのような小動物からノミをもらう場合もあります。

ドッグランのように不特定多数の接触がある場所で、ノミをうつしたりうつされたりします。そのためドッグランデビューの前にノミの予防・駆除薬をすることはマナーの一つです。

原因2.室内、散歩コース

ノミは1~3.5mmと小さいため室内にいても気づかないケースがあります。散歩で犬の体にノミがつき室内で繁殖することも。

ノミは1日30個の卵を産むためどんどん増殖します。卵は6日以内にふ化し1ヶ月で成虫に育ちます。外出後のブラッシングで室内にノミを持ち込まないようにしましょう。

愛犬をノミから守るためにしておきたい4つの対策


愛犬にノミを寄生させないために、飼い主ができる4つの対策をご紹介します。

対策1.ノミを予防・駆除する薬を使う

ノミの予防・駆除薬は首に滴下するタイプと、服用させるタイプがあります。夏前~晩秋ごろに動物病院で薬は処方してもらったり市販薬を使用したりします。それぞれ効果の持続期間や成分内容が違うため、はじめは獣医師に診てもらうことをおすすめします。

対策2.こまめにブラッシングやシャンプーをする

ブラッシングは毎日行ってあげるとよいです。ノミは屋外にもいるため散歩を終えた時点でブラッシングをしてあげましょう。またトリミングしてもらう以外でも自宅でシャンプーをするとよく、ノミを退治する犬用シャンプーも販売されています。

対策3.ノミが生息しにくい家にする

家の中だと畳やじゅうたん、カーペットにノミは生息します。畳やじゅうたんは掃除機をかけ、カーペットや布類は洗濯し可能であれば煮沸消毒します。そうすることによってノミや孵化する前の卵を除去できますよ。殺虫剤はノミの卵には効き目がありません。

対策4.ノミがいない場所を散歩させる

ノミは茂みの中にも生息しているため、高温多湿の時期は草むらの散歩を控えた方がよいでしょう。またドッグランも天然芝ではなく人工芝をおすすめします。

愛犬のノミ対策どうしている?ツイッターで調査


https://twitter.com/niku_gyuniku_/status/1295665243125768192


https://twitter.com/shioumeboshi/status/1043681220708585472

参考:
HONDA
アース製薬
野澤延行『犬のための家庭の医学』

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