【犬の献血】動物病院でドナー犬になる時の献血量や血液型やリスクについて説明

【犬の献血】動物病院でドナー犬になる時の献血量や血液型やリスクについて説明
犬の献血を知っていますか?
犬も事故や出産などで輸血が必要になることがあります。しかし、人間とは違い、犬には血液バンクがないため、民間の献血がとても大事なのです。

このページでは、献血のリスクや献血できる犬の種類など、犬の献血について詳しく説明します。

犬の献血が必要な理由


犬も、病気をした時や、ケガをした時は輸血が必要なこともあります。

人間と違うのは、犬には公的な血液バンクがなく血液が足りないリスクがありえます。いつも、一定量の血液を確保しておくには、献血ドナー、供血犬が必要です。

供血犬とは何?


供血犬とは、血を採るための犬で、動物病院で輸血が必要なタイミングでは、供血犬から輸血をします。また、献血ドナーから採血をすることもあります。

多くの量の血を採れるのが大型犬で、複数の犬を飼っていることが多いです。一度の採決で3週間から4週間採血ができなくなります。

犬の血液型は8種類もある!


犬は人間と同じく血液型があります。犬では、人間のA、B、AB、O型のABO式ではありません。DEA式と呼ばれる方法で血液型を判断し、DEA式では血液型は8種類あります。

人と違うのは犬の場合は血液型が違っても輸血できることです。1回目では拒絶反応はありません。ただ、2回目以降は拒絶反応が起こることもあり、1回目に血液型検査と他の血液と適合するかの検査を行う必要があります。

輸血ドナーになれる犬の7つの条件


動物病院によって誤差はありますが、輸血ドナー犬になれる条件があります。 

・1歳~7歳の犬
・交配経験のないオス
・妊娠や出産を経験していないメス
・体重が10kg以上の中型犬以上
・フィラリア予防、ワクチン接種済の犬
・ノミやダニ予防をしている犬
・麻酔をかけずに採血できる性格

おとなしい犬種のゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバーなどがいいとされています。中型犬、小型犬でも献血はできるものの、大型犬、超大型犬がより多くの血液を採血できます。また、秋田犬のように赤血球内のカリウム量が多いことで適さない犬もいます。

ドナー登録の方法


ドナーを募集している動物病院に予約を入れます。身体検査、血液検査を行って、採血ができるかを検査します。

採血をしてからは体調の変化がないか獣医師が確認して、問題がないようなら帰宅します。 ドナーは年に2回ほど採血を行い、緊急時は直接連絡が来ることがあります。ドナーになるとドッグフードやドッグタグをもらえることもあります。 犬の献血では、1/4ほどの血液を採血し、量は200mlから400ml、時間は15分から30分ほどかかります。

犬がストレスを感じることもあるため、ストレスが過剰にかかっている時は献血をしない選択もできます。動物病院で採血してもらうのでリスクもありません。

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