聴覚障害をもつ犬が30kmも歩けるように!一つのハイキングチームの物語

聴覚障害をもつ犬が30kmも歩けるように!一つのハイキングチームの物語
ネバダ州に住むオーストラリアンキャトルドッグのベラ(7歳)、ボルト(2歳)、ボニー(3歳)は、いつもゴーグルをつけてハイキングを楽しんでいます。先日は難関とされているホワイトマウンテンピークにも登頂達成。何不自由なく見える3匹ですが、困難を乗り越え今に至ります。

3匹の犬たちと飼い主の出会いについて

飼い主のティムさんは、ゴミと一緒に捨てられていたベラを拾います。ボルトはしっぽに、ボニーは耳にハンディキャップを抱えており、元の飼い主から捨てられる寸前でした。そんな過去があったなんて、誰が想像できるでしょうか。

なかでもボニーは2020年以降にメンバー入りした新人。ベラとボルトは新入りのボニーを支える頼もしい存在です。

耳が聞こえないボニーがコヨーテに襲われそうになった時も、ベラとボルトが助けてくれました。飼い主と2匹とともに、ボニーはたったの5ヶ月でハイカースキルを身に着けます。


ボニーが入りたてのころ。チームのトレードマークのゴーグルはまだつけていません。

ボニーのハイキング記録:1日5kmだったのが、30 kmも歩けるように


ボニーは2020年の2~3月ごろ、アーカンソー州からネバダ州へやってきました。ネバダ州には、大きな渓谷があり砂漠地帯も多いため、ハイキング上級者向けの土地です。慣れない地形にボニーは、はじめ5キロほどしか歩けませんでした。

飼い主のティムさんはボニーにあわせたハイキングコースを用意し、徐々に距離を伸ばしていくことに。そしてボニーは、10 km、20 kmと歩けるようになり、最長30 kmもクリアできました。

ネバダ州は山脈も多いため、標高の高さも訓練させるそうです。そして5ヶ月のトレーニングの結果、ボニーは難易度が高いとされている、ホワイトマウンテンピークの頂上(標高4.3 km)までの登頂に成功。


すっかり仲間の一員のボニー。次はアリゾナ州でもっとも高い、ハンフリーズピークにチャレンジする予定です。

ボニーがホワイトマウンテンピークを登頂した様子を見たみんなの反応

ボニーはとてもクールだ!

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これからの彼女の旅も楽しみにしてるよ。

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本当に素敵な家族を見つけたね。

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犬のためにここまでしてくれる人がいるなんて…感動した。

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飼い主は犬たちに楽しい冒険と、素晴らしい人生を与えている。

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ベラ、ボルト、ボニーの旅の思い出

ボニーの頑張りはもちろん、心優しい飼い主や、頼もしいベラとボルトを見ていると、諦めない気持ちが湧いてきます。最後に3匹の旅の思い出をご覧ください。


ニューヨークにて。


ラスベガスにて。


パリにも来ました。


雪の上で雲を背景にパシャリ。

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