台風シーズンが到来する秋。
大切な家族の猫と一緒に避難する防災グッズがクロス・クローバージャパン（岩手県盛岡市）から発売されています。
セット内容や開発秘話について紹介いたします。
「nekozuki（ねこずき）防災セット」誕生のきっかけ
防災グッズの「nekozuki（ねこずき）防災セット」を販売した「クロス・クローバー・ジャパン」の女性社長、太田由佳子さん。
猫が好きなことから自分で猫グッズを販売するようになったそうです。2005年に会社を辞めて起業した後、東日本大震災が起こります。
震災を経験し、突然の災害のために猫のために準備をしておきたいと思ったとのこと。震災の翌年には、愛猫家の人々から「防災グッズを作ってほしい」の声をもらい、防災グッズの開発に乗りだしたそうです。
「nekozuki（ねこずき）防災セット」の中身紹介
「nekozuki（ねこずき）防災セット」は、5日間分の避難用品を入れた猫専用の防災リュックです。
セット内容は、猫砂1リットル、シリコン容器2個など。
ペットの基本知識、飼い主の情報を書ける防災カードも入っています。
防災カードはあらかじめ書いておきたい
防災セットの便利機能として、リュックに入っている防災カードにも注目です。ペットの基本情報カード、飼い主の基本情報カードの2枚が入っています。
ペットの名前、生年月日、マイクロチップ有無、ワクチンの接種歴、食べ物について、性格についてを書くことができ、裏には写真を貼ることができます。
飼い主のカードは名前、住所、かかりつけの動物病院を記載。裏面は防災のチェックリストになっています。救助の時や物資の提供の時にわかりやすいです。
防災セットには、猫が迷子になった時に玄関ドアに貼れる緊急時ステッカーも入っています。
便利グッズは災害時にあると便利なアイテムです。
迷子時に便利な連絡先が入った首輪
防災グッズには、連絡先入りの首輪も入っています。
天然素材で猫の身体にも気遣って製品選びをしています。
避難生活でストレスを抱えがちな猫ちゃんのために、クッションのようなおもちゃ「ねこずきけりけり」もセットに入っています。接着剤を不使用など、猫のことを考えられた商品です。
防災セットは2019年9月から販売。
1年経過し、約60点売れた実績があります。「避難する際に誰が猫を連れて行くかや、避難用のペットフードの賞味期限の確認など、ご家庭で災害に備えた準備・対策などを話し合う時間を作っていただきたい」と太野さん。
大雨被害や今後の台風被害に備えて、いざという時のため、準備をしておくのはいかがでしょうか。
